[10/11] TM NETWORK CAROLに収録されたシティーハンターのエンディング曲 Still Love Herを解析
という動画を見た。
小室さんたちによる Still Love Her の音源の解説なのだけど、冒頭に曲のテーマであるロンドンの風景が映されている。
この動画を見て忘れていたエピソードを思い出した。
中学時代、TM Network のアルバム『Carol』がそれはもう、メシよりも好きなくらいに聴きまくっていて、
それはそれはもう周りの音楽好きの学生の多くが小室哲哉に憧れていたように、自分もその内の一人だった。
高校入学前の春休みに、ロンドンになぜか3週間、短期留学をすることになった。
正確に言えば父親に無理やり行かされたと言うのが正しい。
小学、中学と千葉県で野球しかしていなかった自分は、東京都内でさえひとりで電車に乗ってブラブラしたこともないのに、それがいきなり一人でロンドンに放り込まれるなんて、俺の親父は何を考えているんだ、と思うと同時に、当然ワクワクもした。
ヒースロー空港から留学生グループはバスに乗りこんだ。飛行機内ですでに仲良くなっていた北海道からの高校生の兄さんたちや、山口県からの高校生の姉さんたちと初めて見る異国の風景に不安と興奮がぐわーと腹の奥から頭の奥からこみ上げて来たのを、いまだに覚えている。
空は青く澄んでいて大きかった。
道も広く、日本とは異なる形の車が走っていた。
千葉で見かけた周りの金髪とは違う、ほんもののブロンドが街を颯爽と歩いていた。
そんなわけで3週間のロンドン生活の中でも色々あったわけだけど、
今回この動画を見て思い出した。
音楽雑誌(パチパチかWHAT’s IN? か何か)か何かの小室さんのインタビューでロンドンのどのへんの地域に住んでいるか情報を入手していた自分は、ある程度ひとりで地下鉄に乗るのも慣れたころ、
そうだ! 小室哲哉のすんでいる地域に行ってみよう!
という事になった。
アホすぎる。
ほんまもんのアホ丸出しの高校入学前の野球しかしらない少年。
(そのアホさはたぶん一生自分が背負っていく、
自分にとっていまいましく、愛おしい自分の中のアホさだ)
というわけで、なぜかまわりの留学生に声もかけず、
ズンズン電車に乗って
ジャパニーズ・フェイマス・ミュージシャン・ミスターコムロ
の居住地域へ向かった。
ロンドン中心からどこか北西の方かどっかだっけな。
忘れた。
別に自宅を見つけて、ピンポーン鳴らそうとかは考えておらず、ただただ自宅のあるあたりに行って、
ここであの素晴らしい音楽は生まれたのかー
って思いつつ、その日本ではない英国の空気を吸い込みたかった。
結局、そのどこかの駅で降りて、ウロウロして、
そこらへんのおばちゃんやブリティッシュキッズに
「ドゥ、ドゥ、ドゥ ユー ノウ ジャパニーズ ミュージシャンズ ハウス?」
に尋ねてまわるも、みんなキョトンとして
「アイドン ノウ」
って親切に答えてくれたのを覚えている。
うーん、自分のアホさがおそろしい。
15歳の日本人のガキが日本人のミュージシャンの自宅の場所をたずねてまわるとは、
俺は弟子入り志願にでも行ったのか。
何はともあれ、はなから本気で自宅を見つけようとは思っていなかったが、ロンドンの観光地ではない住宅地をブラブラ散策したのは良い思い出だ。
憧れのミュージシャンが見ているかもしれない、歩いているかもしれないレンガ造りの街並みの中で、
世界って色んな場所があるんだなー、千葉とは全然違うなーと思った。
若者の純粋さって、いいね
生きて行く中で、「シンプルなあこがれ」ってめっちゃ素敵やん!
今朝、なんとなくTokyo MXテレビをつけたら、
写真家のハービー山口さんの写真講座のような番組をやっていて、そこからハービー氏のウェブサイトを見たことも、ロンドンの記憶がフラッシュバックした要因だと思う。
いつか自分のたどった足跡を見つけに、イギリスに行きたいな
時代を超えた名盤 CAROL -A DAY IN A GIRL’S LIFE 1991-
やっぱり、ゲワイエンタフ☆
