福山雅治と石田ゆり子主演で映画化された「マチネの終わりに」の著者・平野啓一郎さんの「空白を満たしなさい」を読了し、色々と思うところがあった。
なんかタイトルがインパクトあるよね。
空白を満たしなさい Fill the gap, Fill the blank, Fill the absence…
最初背表紙を見た時、空腹を満たしなさい に見えた。夕食前だったからかな。
ネタバレしない程度にあらすじをざっくり説明すると、
死んだはずの主人公・徹生が3年の時を経て甦るが、3年の空白期間により生じた妻と幼い息子と自分との関係性変化に対する戸惑い、曖昧な自分の死の真相の追求、などに関するエピソード。
うん、ざっくりした説明。
なぜならネタバレ要素が多すぎて読んでいない人は予備知識ゼロで読んだ方が楽しめるストーリーだから細かくは書きたくないのです。
まぁつまり、甦ることにより
「生」「生命」の重さ・はかなさ・ミラクルさに向き合うという、映画やドラマでもありがちな話とも言えるのさー
主人公の徹生が自らの死の真相を解明するためのエピソードがダークだったり、死の真相を受け入れた後の自己や幸福に対する認識の変化 とかが印象的だったかな。
人間みなそれぞれに複数の自画像 ”分人” を様々な人との関係性の中で存在させているというのも、当然だけど改めて考えてみると興味深い。
人のココロというのは謎に満ちている。だから古代からずっと心理学が存在している。
人間ってなんなんだろう? 自分ってなんなんだろう? と
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今現在、ここから見える空は 青い。広い。雄大。汚れなき空。
地表では、みんな顔にマスクをつけて今という時の中で耐えている。
テレビでは「世にも奇妙な物語」の実写版のような世界が進行中。
本当はすごくシンプルな「生きることの意味」すら見失いそうになる人もあちらこちらにいることだろう。
あんなにキラキラしていた三浦春馬さんも天国に旅立ってしまった。。泣
青空や星々の間で舞い踊り、神々しい笑顔で照らしてほしい。合掌
かなしいぞ
このコロナ渦に小説「空白を満たしなさい」の文庫本を手に取り、この数ヶ月の中で感じていることを書きたくなり、なぜか世界の片隅にこっそりと文章を置きたくなったのも必然か
どこかの誰かに向かって何かを書いた自分 をそっと刻み付けておく行動。
自己を客観的に見つめるための作業。
太古の人が洞窟で動物たちの絵を描いたのも似たようなものかな
小説の感想に戻ると、改めて実感したのが、
「人は結局のところ本当は生きていたい動物」だということ
「動物は生き延びるために死闘を尽くし続けていく生き物」
それはきっと身近にいてくれる愛する人のために
同時代に生きている会ったことのない誰かのために
自分が亡くなったあと、生きている人々にかすかな希望や癒しになるものを残すために
みんな数十年という時間を生き延びようとする
宿題やったり、何度も走ったり、たくさん読んだり覚えたり、みんなでカラオケ行ったり踊ったり、人々の前で話をしたり、面接したり、会合に出席したり、、、、
主人公の徹生が一度死んだ人間が奮闘する様子は、
生きることに疲れた人間、生きることを休みたい人間、希望が遠ざかっている気分の人間には、何かしら訴えるものがある。
マジでコロナってる日々にみんなウンザリ
誰もが受け入れたくない不自由な新しい日常
脱コロナはよ
コロナ最終章とっととリリースしてくれや!
世界中で計画修正中
予定が狂って頭を抱えている人が大量発生中
ほんとうは今頃オリンピックに熱中 (…症?)
うまくいくこともあったり、
描いていたように事が進まないのも世の常
変化していく状況の中で自分も変化するしかない
何よりも肉体的にも精神的にも健康維持すること
・・・こんな当たり前の事をわざわざ時間使って書いて俺はアホかとも思うが、世界がカオス状態の時は改めて「当たり前の事」にフォーカスしてリセットすることがとても大切。
「空白を満たしなさい」の徹生は「生の世界」に舞い戻ってきて、
全身で感じたであろう 世界の輝き☆
人はいつだって失った後に気づく、手にしていたものの尊さを。
でもこの世から消えてしまったら、それらをもう一度抱きしめて喜びの涙を流すことはできない
。。。。まだまだ書きたいことは山のようにあるけれどこのへんでやめておこう。
お腹がすいて、腹がグーグーなってきたから
「空白を満たしなさい」を読み終わる直前、たまたま昔の仕事関係について調べていてショッキングな事実を知った。
昔の仕事関係の知り合いの人が2年くらい前に亡くなっていたという事実。
自分の中でその人は生命力の象徴のような人だった。
初めて年齢を聞いた時も、こんなに若く見えるアラフォーの人っているんだーと驚いたものだ。
若い頃に海外で格闘技の武者修行もしていたらしく、ミット越しに感じるキックの重さは
「絶対に知らない人とストリートファイトなんてしちゃだめだお」と骨の髄まで叩き込まれる感覚だった。
あの蹴りの強烈さは、この腕と耳に今でもはっきり蘇る。
(なぜかわざわざグローブとミットを持ってきて駐車場でスパーリングもどきをして頂いた。。。なつかしい。。)
その人の仕事っぷりにも多くのファンもいた。
そんな屈強でワイルドさが魅力的な男がすでに亡くなっていた。。。。
自分は業界からすっかり離れていたため知らなかった。
時々その人の事を思い出す時は、元気な頃の姿のままだった。
でも、すでにこの世界からいなくなっていた。
彼のTwitterをさかのぼって読んだけど、亡くなるちょっと前まで、彼のイケメンとのギャップあふれるジョークや葛藤を読み、なんか切なくなった。
この世界でのリアルな日々の記録。 リアルなまま残る
じわりじわりとこの世界から消える人もいれば
ぷつんと消える人もいる
自分が消えたら悲しむ人たちがいるうちは、
どんなに大変なことがあっても、戦ったり、さぼったり、怠けたり、逃げたりしながらも、仕事してお金を稼いで生きていこう。
いや、悲しむ人がいなくなろうとも、
この世界の中で目撃者としてダラダラとバリバリと生きていこう。
なぜならみんな期間限定人間だから
メシをたべよう
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