長崎出身イギリス在住の作家カズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro)氏の小説 『わたしを離さないで』原題Never Let Me GO がTBSでドラマ化決定!!!
このニュースに心が躍りしました(^^)/ この小説は大好きな小説のひとつで、 翻訳版も原書も読みましたし、映画も見ました。 小説の舞台はイギリス南部のヘールシャム Hailsham (白い断崖で有名なセブンシスターズと同じイースト・サセックス州です)
そこにある全寮制の施設。 そこで生活した女性の回想記。
ネタばれはしないので詳しくは書かないけど、 閉鎖された世界の中で繰り広げられる奇妙な雰囲気が 文章からほわーんと漂っている。 そんな小説です。
思春期真っ只中の少年少女たちの将来への希望や不安や、性への目覚めという、
まぁよくあるテーマではあるのですが、 ストーリー設定がディストピアン・サイエンス・フィクション なのです!! (Never Let Me Go 英語版wikipediaでそう表現されておった)
ディストピアン・サイエンス・フィクション dystopian science fiction dystopian って?
dystopian は dys-があたまについて utopian の逆の意味 つまり暗黒世界なのです! (-_-)
ちなみに ユートピア utopia は 否定を表す u- と、ギリシャ語で「場所」を意味するtopos が 組み合わされた言葉
つまり、ここではない場所→理想郷、ユートピア ってことのようでごじゃる
名詞 utopia 理想郷
形容詞 utopian 理想郷の、夢想的な
名詞としては、夢想家 の意味
湯ーとぴあ だと温泉施設(^.^)/~~~
dystopian は名詞だと dystopia ディストピアとしてカタカナでは広く使われています。
まあそんなディストピアで密閉された空間で成長していく若者たちですが、 彼を待ち受けている未来とはいったい!? というのがストーリー。
人が年を重ねる意味とは!? 思い出とはいったい何!?
自分の人生にふらっと入ってきて、ふっと消えていった人たちとは!?
音楽と結びつけられる記憶とは!?
人を愛する気持ちの終着地点は!?
・・・などなどいろんな思い、感情を引き起こされました。
そして小説を読んでの最大の感想は、 カズオさんて、ヤバい、おそろしい、ヘン○イだ! と思いました。
正直な感想です (・_・;)
正直な感想でげす
カズオ先生は、 名作『日の名残りThe Remains of the Day』で イギリス最高の文学賞ブッカー賞を三十歳半ばで受賞した天才です。
彼の顔もかっこよく年を重ねた超シブいおじさんです!
インタビュー動画見ても、話し方もsuper coolです! (ちなみに若い頃はミュージシャン志望!)
でも、とにかく、 ヘン○イだ、と思わずにはいられませんでした。
「ヘン○イと思わずにはいられない」
全寮制の部屋の中の描写とか女子生徒同士の会話や心理描写とかを、 なんでおっさんがあんなに生々しく描けるのか、
ストーリーを読み進めるうちに、 カズオちゃんの頭の中って、どうなっちゃんてんだよ ヘイヘイヘイ! と 岡村靖幸の「どうなっちゃってんだよ」が頭の中でplayされつつも、
カズオ先生はやっぱりとてつもない取材能力と空想能力をお持ちでいらっしゃる と尊敬せざるをえませんでした。
『日の名残り』は、屋敷の年老いた執事の回想記で、 舞台設定がまったく異なるため、 Never Let Me Goとは雰囲気がまるで違うのですが、 あの話を三十代で書いたというのも、本当にとんでもない才能をお持ちです。
老いた執事と全寮制の女子学生の心理の両方を巧みに描けるなんて、 カズオ先生の頭の中を解剖したくなります。
解剖…アナトミー anatomy
ディストピア (*_*)
映画版adaptationについては色んな意見があるようですが、 あの小説の空気感を映像で表現するのって簡単じゃないだろうと思ったのですが、 素晴らしいキャストと映像で引き込まれました。
観て良かったです。 さてさて、TBSでは2016年1月から メインキャスト綾瀬はるかさん、三浦春馬さん、水川あさみさんによって始まります。
日本が舞台でどのように描かれるのか楽しみですが、 白夜行のTBSです。 絶対に魅力的なドラマになると思います!
ドラマが始まる前に、 冬休みにでも小説を読み返したいです
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