人生で初めて、父親に「誕生日おめでとう」とメールを送った。
いや、小さい頃は、誕生日に入浴剤やら何やらプレゼントしていたものだが、
二十前半で家を飛び出した日から、父親にそんなこともせず、できず、
人生が転がっていった。
誕生日にメールをするなんて、つい最近まで夢物語のようであった。
親父からの返信はすぐきた。
一通目は、ぶっきらぼうに
了解しました。 の一言。
5分後に、二通目のメール。
ありがとう。 ○○歳になった。
あっと言う間に年をとったという感じだ。
またスケジュール調整して食事に行きましょう。
これを読んだ瞬間、
なんだろう、こみ上げるという感覚。
父親が生きているうちに、
こんなやりとりができた事がありがたい。
10年以上の断絶期間を経て、こんな日が来るのはやっぱりうれしい。
家族と仲がわるいよりも、良い方がよいにきまっている。
性格に癖があり、非常に取り扱い注意の人、ではあるが、
自分にたった一人の父親だ。
理解できないことも沢山あるが、
まあ、親孝行できるにこしたことはないですね。

